櫛の柘植(ツゲ)が髪(神)の毛への思いを・・・!
ツゲという言葉を聞いて何を想像するでしょうか?
一般的には柘植は
将棋やチェスの駒・数珠などに使われています。
令和では代用品もあり、
特に拓植の櫛を持つ人は少なくなってきました。
柘植への希少価値も高くなり
高額というイメージがあるのかもしれません。
椿油を付けてツゲの櫛で髪の毛をとかすと
柘植の優しさを感じ、髪が滑らかになりサラサラにもなります。
豆知識として
ツゲは逆さまに読むとゲツ=月(ツキ)
ツキを呼ぶアイテムとされているのをご存知の方も多いでしょう。
髪は女の命と昔から言われていました。
髪=神、神が宿るクシは神(霊)が宿ると言われたりもします。
余談かもしれませんが、
髪をとかすと悪いものが祓われるといいますから、
敏感な人がある場所を通った際、
何か急に気分が悪くなったりしたら、
塩を肩に振りかけたり、舐めたり、
また
ツゲの櫛で髪の毛をとかすとある程度の気分が戻ります。
櫛は使用者の分身と言われていましたので、
必要がなくなった時は、
捨てるのではなく
神社に奉納しなければならないとされていました。
語呂合わせで
くしは苦死に通じるので
贈り物としては適さないとされていたようです。
髪を結い上げてきた柘植の櫛・・・
昔は櫛は嫁入り道具であったため
妻や夫が櫛を投げ捨てることは
離婚の意思を示す行為とされていたそうです。
昔の人の考え、習わし、風習、しきたりは
現代に生きる人間としては
継承し大切にしてもよいと思いませんか!
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